NOWHERE NOWHEREの香りには、それぞれに紐づくストーリーとイメージビジュアルがあります。
これらは、調香師が香りに込めた想いや経験、メッセージなどを表しています。
ぜひ情景を思い浮かべながら、香りに向き合ってみてください。
それは、あなたのための香りになるはずです。
#4DC | Aromatic
ベルガモットやジュニパーをブレンドした
エモーショナルなアロマティックの香り
人ごみの中をゆっくりとかき分けて歩いている。
会話の途中で時折見せる君のはにかんだ笑顔に、
僕もつられて顔がほころぶ。
そっと君の手が触れた瞬間、
僕は恥ずかしくて気づかないふりをした。
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この#4DCの香りは、僅かな苦みと瑞々しさを含ませたどこか懐かしい香りに仕上げました。
しみじみと過去を思い返す”懐古”というよりは、"昔の記憶が瞬間的に呼び起こされる懐かしさ"を想像して作り上げています。
アロマティックなこの香りは、大人になってからはあまり感じることのない香りだと思います。
心の奥深くに仕舞われているのに、瞬時に記憶の引き出しから引っ張り出されるような、そんな懐かしさをまとった香りです。
突然ですが、皆さんの「青春の思い出」は何色ですか?
出会いと別れが入り混じる季節の桜色や、頬を汚す土の赤茶色、帰り道を染める夕焼けの橙色。
それぞれ色彩豊かな記憶が想起されるのではないでしょうか。
若い頃の記憶はきっと美化されていることも多いのではないかと思います。
幼さゆえの苦しさや、部活動で流した汗も大切な思い出の一つですが、甘酸っぱさや瑞々しさが染み渡った景色が、一瞬にして呼び起こされる気がします。
大人になって、だんだんと薄れていく若い頃の記憶ですが、僕の「青春の切り抜き」はまさに”甘酸っぱい”記憶。
今となっては恥ずかしさでじたばたしたくなるような思い出です。
初心で不器用だった頃の僕を落ち着かせたのは、無機質な手触りのキンキンに冷えたラムネ。
あの淡い水色が、僕の青春の色です。
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